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by wuyue
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人は最期に何処に還るのだろう

「風のガーデン」は、最初から見ようと決めてましたが、
やはり期待を裏切らない、倉本聰らしい良いドラマです。

冒頭に登場する、大滝秀治さん。
認知症老人役があまりにもはまりすぎてて・・・
いい味出すぎーーー!国宝級ですね。

主人公の中井貴一がバリバリのベテラン麻酔科医役ってことで、
超多忙な日々を凝縮した映像で見せてたけど、
さすが丁寧に作られてるので、とってもリアルです。
本当に腕のいいお医者ってきっとこうなんだろうなぁ・・・。
やたら焦ったりキレて怒鳴り散らすような医者は、
自分自身にイライラしてるんじゃなかろうか。
そう思って同情してやろう。
(すみません、個人的な独り言です)

そして、故・緒方拳さん。
もうね、一言一言が、台詞なんだけど含蓄があってねぇ・・・。
まだ始まったばかりなのに、涙なしには見れません。

主人公が末期がんに冒されて、富良野へ帰るように、
実家の犬が自分の死期を悟って、好きだった場所へ帰るように、
緒方さんは、最期に自分の好きな居場所に居たかったんじゃないかと。
それほど、俳優としての仕事が好きだったんじゃないかと。
番組HPを開けると出てくる、この記事タイトルの言葉・・・深いです。

私は「がんと闘う」とか「壮絶」とか「告知」とかっていう言葉が大嫌い。
がんは数多ある疾患のひとつであって、特別なものではありません。
私が小学3年生になった始業式に、がんで亡くなった父が治療していた頃は、
確かに画期的な治療法もなく、死にいたる病いだったかもしれないけど、
今はいろんな選択肢があるから、「死ぬかもしれない病」のひとつに過ぎません。
乳がんと肺がんを患った母も、いまだ元気に生活しているし。
原因もわからず、治療法もない病気は、世の中にたくさんあります。

「がんを告白」なんていう大げさなことをせず、
最期まで仕事を全うした緒方拳さんに、心から敬意を表します。
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by wuyue | 2008-10-12 10:33 | TV・映画